ロエベが一番安い国は、間違いなくブランドの発祥地である本場スペインです。日本の定価に比べて2〜3割安く具体的な価格比較で示すとともに、フランスや韓国など他の国との値段の違いも解説します。
また、必須となる免税手続きの方法や、さらにお得になるセール時期、アウトレット情報まで、ロエベを賢く購入するためのすべてを詰め込みました。
- ロエベが一番安い国は本場スペインである理由
- 日本とスペインの具体的な理由から、海外での購入に必須の免税手続きの方法、そして為替レートが価格に与える影響まで、あなたが価格差をアイテム別に紹介
- フランスや韓国など他国で購入した場合との値段比較
- お得に買う知りたい情報をすべてまとめました。
ロエベはどこの国が安いのか徹底比較!本場スペインが最強の理由
やはり一番安いのは本場スペイン

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ロエベを世界で最も安く購入できる国は、ブランドが生まれた本場スペインです。これは間違いなく、多くのロエbeファンや旅行者の間での共通認識となっています。
なぜなら、まず日本で販売されている商品のように、スペインから日本への輸送コストや輸入関税が価格に上乗せされていないため、もともとの販売価格が日本よりも安く設定されています。
それに加えて、スペインを訪れるEU圏外の旅行者は「免税(タックスリファンド)」という制度を利用できます。これにより、商品価格に含まれている付加価値税(VAT)が後から還付されるため、表示価格からさらに安くなるのです。
これらの条件が組み合わさることで、日本の定価と比較して20%〜30%、時にはそれ以上に安く購入できることも珍しくありません。スペインへ旅行する機会があれば、ロエベのブティックを訪れることは、旅の大きな目的の一つになるでしょう。
安さの秘密は関税と付加価値税(VAT)
本場スペインでロエベが安い最大の秘密は、「関税がかからない」ことと、「付加価値税(VAT)が戻ってくる」という2つの大きな理由にあります。
まず、日本国内で販売されているロエベの製品は、すべてスペインをはじめとする海外から輸入されています。そのため、商品の価格には輸送費や保険料、そして国に納める関税などが上乗せされています。しかし、本国スペインで購入すれば、これらの輸入コストが一切かからないため、基本的な価格が日本よりもずっと安く設定されているのです。
さらに強力なのが、付加価値税(VAT)の存在です。これは日本の消費税にあたるもので、スペインでは税率が21%と非常に高いです。しかし、EU圏外からの旅行者は、このVATを後から返金してもらえる「タックスリファンド」制度を利用できます。この制度を活用することで、支払った金額の一部が手元に戻ってくるため、実質的な購入価格がさらにぐっと下がります。
海外購入で必須の免税(タックスリファンド)手続きの方法
海外でロエベをお得に購入するために必須となるのが、免税(タックスリファンド)手続きです。少し手間に感じるかもしれませんが、手順は意外とシンプルなので、ぜひ挑戦してみてください。
手続きは大きく分けて「お店」と「空港」の2ステップです。
ステップ | 場所 | やること |
1 | 購入店舗 | 会計時にパスポートを提示し、「タックスフリー、プリーズ(Tax-Free, please)」と伝えます。お店の人が免税書類を作成してくれるので、内容に間違いがないか確認して受け取ります。 |
2 | 出国する空港 | 空港の税関(Customs)カウンターへ行き、購入した商品、パスポート、搭乗券、そして店舗でもらった免税書類を提示して、書類にスタンプをもらいます。 |
3 | 同上 | 税関スタンプをもらったら、近くにある払い戻しカウンター(Tax Refund)で手続きをします。現金で受け取るか、クレジットカードに返金してもらうかを選べます。 |
注意点として、税関で見せる商品は未使用の状態で、手荷物として持っておく必要があります。また、空港での手続きは混雑することがあるため、フライトの3時間以上前には空港に到着しておくと安心です。
日本の定価とスペイン現地の価格を比較

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ロエベの人気アイテムは、日本の定価と本場スペインでの免税後価格を比べると、驚くほどの価格差が生まれることがあります。
例えば、アイコンバッグの一つである「パズルバッグ スモール」で具体的な価格を比較してみましょう。為替レートや免税率によって変動しますが、おおよそのイメージは以下の通りです。
国 | 価格(目安) | 備考 |
日本 | 約450,000円 | 国内の定価 |
スペイン | 約2,800ユーロ | 現地での販売価格 |
仮に1ユーロ=165円、免税による還付率が約12%だとすると、スペインでの実質購入価格は約406,000円となります。日本の定価と比べると、約44,000円もお得になる計算です。
これはあくまで一例に過ぎません。バッグの価格が高くなればなるほど、この差額はさらに大きくなります。数万円から十数万円も安くなるケースも珍しくなく、この価格差こそが、海外でロエベを買う最大のモチベーションになりますね。
為替レートの変動が価格に与える影響
海外でロエベを安く買う上で、価格を大きく左右する重要な要素が「為替レート」の変動です。同じユーロ価格の商品でも、円高の時期に買うか、円安の時期に買うかで、日本円での支払額が大きく変わってきます。
簡単に言うと、「円高」の時ほど海外での買い物はお得になります。
例えば、2,500ユーロのバッグがあったとします。
・円高の時(1ユーロ = 150円):2,500 × 150 = 375,000円
・円安の時(1ユーロ = 170円):2,500 × 170 = 425,000円
このように、為替レートが違うだけで、同じ商品でも5万円もの価格差が生まれてしまうのです。円高が進んでいる時期は、海外ブランド品を日本円換算でより安く手に入れる絶好のチャンスと言えます。
逆に、円安が急激に進むと、せっかく本場スペインで買っても、日本国内の価格との差が縮まってしまい、お得感が薄れてしまうこともあります。スペイン旅行の計画を立てる際は、為替のニュースも少し気にしてみると、より賢いショッピングができるでしょう。
スペインのアウトレット「ラス・ロサス・ビレッジ」は狙い目
ブティックでの購入よりも、さらなる安さを追求したいなら、マドリード郊外にあるアウトレットモール「ラス・ロサス・ビレッジ(Las Rozas Village)」が絶対的な狙い目です。
ここは、ロエベの公式アウトレットストアが出店している貴重な場所。マドリードの中心部からバスや電車で30〜40分ほどでアクセスでき、多くの観光客や地元の人で賑わっています。
店内には、シーズンが過ぎたバッグや革小物、アパレル、シューズなどが、ブティックの定価から30%〜60%オフといった魅力的な価格で並んでいます。もちろん、ここでの購入品も免税(タックスリファンド)の対象になるため、アウトレット価格からさらに安くなるのが最大の魅力です。
ただし、品揃えはブティックとは異なり、最新作や定番のカラーが揃っているわけではありません。在庫は常に流動的で、まさに一期一会。もし自分の好みに合うデザインや、探していた掘り出し物に出会えたら、それは最高の幸運と言えるでしょう。
ロエベがどこの国が安いか分かる価格差と賢い購入方法
フランスやイタリアなどヨーロッパ諸国との価格差

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ロエベは、フランスやイタリアといった他のヨーロッパ諸国でも、日本よりは安く購入することができます。しかし、最も安く手に入れられるのは、やはり本国スペインであることに変わりありません。
同じユーロ圏であっても、ブランドの本拠地であるスペインは、他の国に比べて商品の基本価格がわずかに安く設定されている傾向があります。これは、ブランドが自国市場に対して設定する価格戦略によるものです。
また、価格に影響を与えるもう一つの要素が、各国の付加価値税(VAT)の税率と、免税手続きの際の還付率です。これらの率は国によって微妙に異なるため、最終的な手取り額にも差が出てきます。
とはいえ、その差は極端に大きいわけではありません。もしヨーロッパ周遊旅行を計画していて、スペインを訪れる予定があるなら、ロエベの買い物はスペイン滞在中に行うのが最も賢明です。もしスペインに立ち寄らない場合でも、フランスやイタリアでの購入は、日本で買うよりずっとお得な選択肢になります。
お隣の国・韓国での購入は本当にお得?
日本から最も近い海外ショッピング先の一つである韓国。そこでロエベを購入する場合、日本国内で買うよりは少し安くなることが多いですが、本場スペインほどの劇的な価格差は期待しない方が良いでしょう。
その理由は、韓国も日本と同様にロエベの製品をヨーロッパから輸入している国だからです。そのため、商品の価格には関税や輸送費が含まれており、ヨーロッパの現地価格と比べると割高になります。
しかし、韓国の空港や市中の免税店を利用すれば、税金分が安くなります。また、為替レートがウォン安・円高のタイミングであれば、日本で買うよりもお得になる可能性があります。
結論としては、ロエベを買うことだけを目的に韓国へ行くほどのメリットはありませんが、韓国旅行の計画があるなら、ついでに免税店を覗いてみるのは良い選択です。特にソウル市内の百貨店や免税店は品揃えも豊富なので、ショッピングを楽しむ一環として価格をチェックしてみる価値はあります。
意外と見落としがちなハワイでの値段
人気の旅行先であるハワイでロエベを購入する場合、日本の定価と比べると安くはなりますが、ヨーロッパほどの大きな割引は期待できません。
ハワイで安くなる主な理由は、州税の低さにあります。日本の消費税が10%なのに対し、ハワイの州税は約4.5%と半分以下です。この税率の差が、そのまま価格の差となって現れます。イメージとしては、日本の定価から5%〜10%程度安くなる、と考えると分かりやすいでしょう。
ヨーロッパのように、購入後に税金が還付されるタックスリファンド制度はアメリカにはないため、お得度は限定的になります。
ただし、ワイキキの中心部にある免税店「Tギャラリア by DFS」では、州税が一切かからない「デューティーフリー」価格で商品を購入できます。そのため、アラモアナセンターなどのショッピングモール内にあるブティックよりも、Tギャラリアの方が少し安く手に入る可能性があります。ハワイを訪れた際には、両方の店舗で価格を比較してみるのがおすすめです。
日本国内のアウトレット店舗の存在
海外旅行の予定がなくても、ロエベを安く手に入れる方法はあります。それが、日本国内にあるアウトレットモールを利用する方法です。
現在、ロエベの公式アウトレットストアは、静岡県の「御殿場プレミアム・アウトレット」、兵庫県の「神戸三田プレミアム・アウトレット」、三重県の「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」など、国内の主要なアウトレットモールに出店しています。
これらの店舗では、シーズンが過ぎたモデルのバッグや革小物、ウェア、シューズなどが、定価の30%〜50%オフといった魅力的な価格で販売されています。品揃えは、ブティックのように最新作や定番品がすべて揃っているわけではありませんが、思わぬ掘り出し物や、探していたアイテムに偶然出会えることもあります。
海外への渡航費や時間をかけずに、気軽にロエベのショッピングを楽しめるのが国内アウトレットの最大のメリット。お近くのアウトレットにロエベが出店しているか、ぜひ一度チェックしてみてください。
空港の免税店で買うメリットとデメリット

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出発前の空港の免税店でロエベを購入するのは、非常に手軽で便利な方法ですが、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。
まずメリットは、何といってもその手軽さです。市中で行うような面倒な免税手続きが一切不要で、消費税や関税が免除された価格でそのまま購入できます。フライトまでの待ち時間を有効活用して、最後のショッピングを楽しめるのも嬉しいポイントです。
一方、デメリットとしては、市中の直営ブティックに比べて品揃えが限られることが挙げられます。人気のモデルやカラーは揃っていることが多いですが、幅広い選択肢の中から選びたいという方には物足りなく感じるかもしれません。
また、価格面でも、本場スペインの市中店で購入してタックスリファンドを受けた方が、最終的に安くなるケースがほとんどです。空港免税店は、時間がない場合や、特定の欲しいものが決まっていない場合に便利な選択肢と考えると良いでしょう。
人気No.1「パズルバッグ」の国別価格
その独創的なデザインでロエベの人気No.1バッグとも言われる「パズルバッグ」。このバッグも、やはり購入する国によって価格が大きく異なります。
スモールサイズのパズルバッグを例に、各国の価格を比較してみましょう。為替や定価改定により変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
国 | 目安価格(日本円換算) | 特徴 |
日本 | 約450,000円 | 全ての基準となる国内定価です。 |
スペイン | 約400,000円 | 免税手続き後の価格。最も安く手に入ります。 |
フランス | 約410,000円 | スペインよりは少し高いですが、お得感は十分です。 |
韓国 | 約430,000円 | 免税店価格。日本より少し安い程度です。 |
ハワイ | 約425,000円 | 州税の差額分がお得になるイメージです。 |
この比較からも、本場スペインの価格がいかに魅力的かが一目瞭然ですね。旅費を考慮しても、スペイン旅行の際に購入する価値は十分にあると言えるでしょう。高価なバッグだからこそ、少しでも安く手に入れたいものです。
アイコンバッグ「ハンモック」の値段
変幻自在なフォルムで人気のアイコンバッグ「ハンモック」。そのユニークなデザインと機能性の高さから多くのファンを持つこのバッグも、やはり本国スペインで購入するのが最も賢い選択です。
ハンモックのコンパクトサイズを例に考えてみましょう。日本の定価が約40万円だとすると、スペインの現地価格と免税制度を組み合わせることで、実質的な購入価格は30万円台前半になることも珍しくありません。場合によっては、為替レートやセールのタイミング次第で30万円をわずかに切る可能性すらあります。
この十数万円という価格差は、非常に大きいですよね。ハンモックのような高価格帯のバッグになればなるほど、もともとの現地価格と日本の定価の差額、そして税金の還付額が大きくなるため、お得感をより強く感じることができます。
また、スペインのブティックでは、日本では見かけないような限定カラーや特別な素材のハンモックに出会える楽しみもあります。価格だけでなく、特別な一品を探す旅としても魅力的です。
夏の定番「かごバッグ」の価格
夏のファッションに欠かせないアイテムとして、絶大な人気を誇るロエベのかごバッグ。天然素材のぬくもりとレザーの組み合わせが上品なこのバッグも、やはり本場スペインが最も安く手に入ります。
日本での定価が7万円から10万円程度のかごバッグですが、スペインで購入し免税手続きを行えば、1万円から2万円以上安く購入できる計算になります。少しでもお得に手に入れたいファンにとっては、見逃せない価格差です。
ただし、その人気ゆえに、夏のバカンスシーズンにはスペイン現地でも品薄状態になることがよくあります。特に人気のサイズやデザインは、入荷してもすぐに売り切れてしまうことも。
購入のポイントとして、かごバッグは天然素材のラフィアを手作業で編んでいるため、一つひとつ形や編み目に個性があります。もし購入する機会があれば、ぜひ実際にいくつかの商品を手に取って見比べて、一番気に入った形のものを選ぶのがおすすめです。
さらにお得になる現地のセール時期
ロエベの購入をさらにお得にするための究極の裏技、それが本場スペインのセール時期「レバハス(Rebajas)」を狙うことです。
スペインのセールは、国を挙げて行われる大規模なもので、年に2回開催されます。
・夏のレバハス:7月1日からスタートするのが一般的。
・冬のレバハス:伝統的に1月7日(東方の三博士の日という祝日の翌日)からスタート。
この時期になると、ロエベのブティックでも一部のシーズン商品が30%から、セール終盤には50%オフといった驚きの価格になります。「パズル」や「ハンモック」といった定番のクラシックラインは対象外になることが多いですが、少し前のシーズンのカラーやデザインのバッグ、アパレル、シューズなどがセール価格で手に入るチャンスです。
もちろん、セール価格になった商品も免税手続きの対象となります。つまり「セール価格+免税」という、これ以上ないほどお得なコンボが実現するのです。ただし、世界中から買い物客が殺到するため、競争は必至。セール開始直後のタイミングを狙って訪れるのが得策です。
ロエベはどこの国が安いのかまとめ
- スペインの「ラス・ロサス・ビレッジ」* 安さの理由は、関税がなく、免税(タックスリファンド)が受けられるため。には公式アウトレットがあります。
- 日本国内のアウトレットでも、定価より安く購入するチャンス
- 免税手続きは、店舗で書類をもらい、空港の税関でスタンプをもらうだけですがあります。
- 人気No.1の「パズルバッグ」や「ハンモック」は、特に価格差が大きいです。
- 夏の定番「かごバッグ」も、スペインで購入するのが最もお得です。
- スペイン。
- 日本の定価に比べ、20〜30%安くなることも珍しくありません。
- 円高のタイミングで購入すると、さらにお得感が増します。
- マドリード郊外の「ラスのセール時期「レバハス」を狙えば、さらなる割引が期待できます。
- 空港の・ロサス・ビレッジ」は公式アウトレットがあり狙い目です。
- フランスやイタリアも日本免税店は手軽ですが、市中店で買って免税する方が安い場合が多いです。